データ活用で外来適正化を実現
自院で診るべき患者と逆紹介すべき患者を特定し、逆紹介を大幅に効率化する
『foro 外来適正化』
済生会熊本病院との共同開発
外来の生産性向上を支援し、患者・医師・病院にとって理想的な状況を実現する『foro 外来適正化』を済生会熊本病院と共同開発しました

データ統合と分析
外来実績・診療報酬・手術予約などのデータを統合し、メダップのデータアナリストが詳細に分析
逆紹介候補の患者を自動抽出
設定した条件に基づいて対象患者をリストアップ
外来予約データとの連携
来院予定を判定し、最適な逆紹介のタイミングと適切な人材配置を実現
リアルタイム通知&定期レポート
受付や診察前に医師や事務スタッフへ通知、定期的な分析レポート提供

Condition settings
柔軟な条件設定機能
本システムでは、複数の分析軸を組み合わせた柔軟な患者抽出が可能です。各医療機関や診療科ごとのニーズに応じた設定が可能で、より精度の高い患者管理と逆紹介の実施が可能になります。
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受診頻度・回数
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診療報酬点数
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疾患・診療内容
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手術予約データ
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患者属性など
notification
通知機能
リアルタイム通知
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外来受付前や診察開始時に、システムが候補患者をピックアップ
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メール等で即時通知し、迅速な対応を促進
定期レポート
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逆紹介候補数、実施件数、逆紹介率などを自動集計
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PDCAサイクルによる運用改善を促進

済生会熊本病院からのコメント
現在当院では”シン外来プロジェクト”という外来適正化を目的としたプロジェクトを実施しています。その中で外来逆紹介は重要なテーマであり、優先的に解決が必要な問題として設定しておりました。今回、診療科の医師としっかりコミュニケーションをとり診療科統一の逆紹介基準をカスタマイズ可能な形で抽出できるシステムができたことは、本当に素晴らしい事だと思っています。現在呼吸器外科を先行しておりますが、これから他の診療科に展開する予定です。

管理運営部長 泌尿器科部長 外来運営部長
渡邊紳一郎先生

外来支援室長 中山麻沙子様
10年前、私は地域医療連携室長として外来逆紹介の推進に携わっていました。一定の成果はみられたものの、メダップからのコメントにもあるように、当時外来部門が人力でデータを抽出して分析・評価をしていたため業務の持続が困難な状況でした。現在外来運営を支援する立場として、臨床的観点からも妥当なターゲットを設定したデータ抽出が自動化できたことが最大の価値だと思っています。現在、『foro 外来適正化』から抽出されたデータを基に逆紹介を推進するためのオペレーションを医療連携部と共に構築しています。今後、スタッフのリソースを更に医師支援に割くことができるようようになりますので、逆紹介の推進を加速し、医師の負担軽減・新患受入枠の確保を実現したいと思います。